尊い推し兄弟に愛されてます!?
私は少し迷ったあと、口を開く。

「昨日さ……」

「ん?」

「駅前で見たんだ」

ゆずくんがきょとんとする。

「何を?」

「その……女の人といたでしょ?」

一瞬、ゆずくんが目を丸くした。

そして。

「あー」

あっさり頷く。

「見られてたんだ」

「知り合い?」

「うん」

さらっと返事が返ってくる。

私は少しだけ安心した。

でも……次の言葉で固まる。

「付き合ってるみたいな感じ」

「えっ!?」

思わず大声が出た。

「な、なにそれ!?」

「別に普通じゃん」

普通って……!

「相手大人だよ!?」

「だから?」

ゆずくんは不思議そうだった。

「俺のこと可愛いって言ってくれるし」

「うん」

「ご飯も奢ってくれる」

「それダメなやつ!!」

私が即座に否定すると、ゆずくんの表情が少しだけ曇った。

「なんで?」

「だって危ないじゃん!」

「危なくないよ」

珍しく引かないゆずくん。

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