尊い推し兄弟に愛されてます!?
玄関には帽子、マスク、サングラスという完全防備の玲央くんが立っていた。
それでもオーラが隠しきれていない。
お母さんは目を輝かせている。
「玲央くんー!!うちに来るの何年振り!?」
「お久しぶりです」
玲央くんが帽子とサングラスを取って、軽く頭を下げる。
「きゃーーー!イケメンになって!」
お母さんの反応を見てると、私の母だなぁって気持ちになる。
「雑誌の件では……すみませんでした」
「え?」
「SNSとか色々……」
するとお母さんは大きく手を振った。
「全然気にしてないわよー!」
「でも」
「うちの娘があんなに可愛く写ってて感動したんだから!」
「今後、一華が騒がれたりご迷惑おかけするかも……」
「ちょっと、玲央くん水臭いわよ!?それにそんな言葉遣いやめてちょーだい!」
勢いよく玲央くんの肩を叩くお母さん。
やめてーーー!
「もういいから……玲央くん、上いこ!?」
私は玲央くんの背中を押して、自分の部屋へ連行した。
階段を上る玲央くんを見て、胸が高鳴る。
まさか高校生の玲央くんが、うちにいるなんて……。