尊い推し兄弟に愛されてます!?

玄関には帽子、マスク、サングラスという完全防備の玲央くんが立っていた。

それでもオーラが隠しきれていない。

お母さんは目を輝かせている。

「玲央くんー!!うちに来るの何年振り!?」

「お久しぶりです」

玲央くんが帽子とサングラスを取って、軽く頭を下げる。


「きゃーーー!イケメンになって!」

お母さんの反応を見てると、私の母だなぁって気持ちになる。

「雑誌の件では……すみませんでした」

「え?」

「SNSとか色々……」

するとお母さんは大きく手を振った。

「全然気にしてないわよー!」

「でも」

「うちの娘があんなに可愛く写ってて感動したんだから!」

「今後、一華が騒がれたりご迷惑おかけするかも……」

「ちょっと、玲央くん水臭いわよ!?それにそんな言葉遣いやめてちょーだい!」

勢いよく玲央くんの肩を叩くお母さん。

やめてーーー!

「もういいから……玲央くん、上いこ!?」

私は玲央くんの背中を押して、自分の部屋へ連行した。

階段を上る玲央くんを見て、胸が高鳴る。

まさか高校生の玲央くんが、うちにいるなんて……。

< 74 / 124 >

この作品をシェア

pagetop