尊い推し兄弟に愛されてます!?
玲央くんが少しだけ視線を落とした。

「俺は慣れてる」

「でも平気じゃないでしょ」

「……まぁな、傷つくこともある。でもそれも仕事だから」

小さく笑う。

少しだけ疲れたような顔だった。

私は初めて見るその表情に胸が締め付けられる。

「私は……ずーっと味方だから」

思わずそう言っていた。

玲央くんが顔を上げる。

そして少しだけ目を細めた。

「知ってる」

その声は、とても優しかった。

「だから来た」

どくん。

心臓が大きく鳴る。

「お前と話すと落ち着くし」

玲央くんが少しだけ笑う。

「昔からそうだった」

「え?」

「なんか嫌なことがあっても、お前と話すと忘れられた」


その一言で、私はしばらく何も言えなくなってしまった。

すると、ふっと鼻で笑った音がした。


「いや……一華っておもしろいじゃん?」

「え?」

「ほら、この前のBLの本だってどっかに隠してんだろ?」

な、なぜそれを!
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