尊い推し兄弟に愛されてます!?
「隠してなんか……!」
「どこだー?ベッドの下?」
玲央くんが屈んで探し始める。
なんなのー!?良い事言われたと思ったけど、結局馬鹿にされて……。
「ないないないってば!」
「こっちとか?」
「ちょっとー!」
玲央くんが立ち上がろうとした時、玲央くんの服の裾を思わず強く掴んでしまった。
「うわっ」
突然、玲央くんがどアップになったと思ったら……私の上に覆いかぶさるように倒れ込んできた。
一瞬二人とも固まる。
ど、ど、どうしよ……
こういう場面、何度も漫画やドラマで見てきたけど、実際起こりうることなの!?
すると、すぐに玲央くんがニヤリと笑った。
「……BL脳」
「へ!?」
「絶対今なんか妄想しただろ」
「してない!!」
「嘘つけ」
「してないから!!よ、避けて!?」
「こういうシチュいいんじゃね?」
玲央くん、絶対面白がってる。
弱味を握られてるのは私ばっかりで……。
悔しいし、恥ずかしすぎる。
じわっと涙が溢れてきた。
自分自身も想定外のことで、どうしたらいいのかわからなくなる。
それを見た玲央くんが、慌てて起き上がる。