尊い推し兄弟に愛されてます!?
パフェを食べるだけなのに撮られまくっているなんて、さすがモデル。
そしてそれに気づいた周りのお客さんたちも玲央くんの方を見始めて。
こっそりスマホを向けているカップルもいた。
玲央くん本人は若干うんざりしているように見える。
これって……盗撮だよね。
「あのっ……すいません!」
私は思い切って、カップルに声を掛けた。
「今プライベートなので写真撮らないでもらえますか?」
「え?」
嫌な顔をされたけど、怯んでられない。
「撮った写真は消してくださいっ」
「はぁ?なんであんたなんかに?」
すると、玲央くんが私の前に立ちはだかる。
「すみません、お願いします」
頭を下げると、カップルは気まずそうに立ち上がった。
「ちょっと人気だからって調子乗んなよ、お前みたいなのはごまんといんだよ!」
そんな捨て台詞を吐いてお会計の方へと歩いていく。
その場がシンと静まり返った。
「あ……ごめん、私が余計なこと……」
私がそう言うと、玲央くんが笑った。