尊い推し兄弟に愛されてます!?
「お前のせいじゃない、あーいうこと結構あるから。気にすんな」
「うん……」
「さすが俺らの生徒会長さんだったな」
玲央くんの言葉に、みんなほっとした表情に変わった。
「あーいうのマジムカつくなぁ!」
「絶対撮ってたし!」
「彼氏の方、めっちゃ焦った顔してたぞ」
みんないつも通りの雰囲気に戻る。
ああ……やっちゃったかと思ったけど良かった……。
でも、盗撮なんて本当に許せなかったんだもん。
「一華!ナイスだったよ!」
美月が目の前で抹茶アイスを頬張りながらウィンクしてきた。
「じゃ、気を取り直して……村瀬さん、撮るよ」
佐伯くんがスマホを構える。
「えっ私?」
「班の記録用」
「あ、うん……でも私なんかでいいの?」
「もちろん!」
私はスプーンを持ったまま笑う。
カシャッ。
「いいね!」
若城くんが覗き込む。
「普通に映えてるじゃん」
「ほんと?」
ちょっと嬉しい。
すると……。
ひょい。
突然佐伯くんのスマホが消えた。
「え?」
玲央くんがそれを取り上げて見ている。
「なにして――」
「下手」
「は?」
佐伯くんが固まる。