大学生♀×小学生♂のペア
「慶太」
「なに」
「新味。はまること間違いなしだって。」
ある日、れねと慶太がアパートに来たチラシを見ていると、コンビニの店頭販売のシェイクの新商品の広告が出ていた。
天気の良い日で、外は気持ちが良かったので、れねはつい気まぐれを起こした。
「行って飲んで来ようよ、二人で。」
「別にいいけど。僕はどっちでも良い。飲んでも飲まなくても。れねが飲むんでしょ。」
着替えてくる、と言って部屋に戻った慶太を待ちながら、れねはダイニングでスマホをチェックした。
未読:なし。
日本史のレポートを渡して以来、裕吾から連絡はない。
近所のコンビニへ2人で歩いていくと、果たして、ソーダ味のシェイクは店頭で販売されていた。
水色のシェイクがプラスチックのケースの中回転しているのが、レジに並ぶこちら側から見える。
「シェイク、2つ」
れねが言うと、店員は2人に背を向けて軽い動作でシェイクをカップに注ぎ始めた。
「おいしい?」
「まあまあ」
店側のガラスの壁に寄りかかって2人でシェイクを飲む。
コンビニの駐車場には二三台車が来て停まっていた。
見上げると空はソーダ味のシェイクと似た色をしていた。
「たまにはこういうのも良いね」
「うん」
慶太は素直に頷いて、ちう、とストローからシェイクを飲んだ。
空になったシェイクのカップを捨ててから、慶太が言った。
「れね、たまにはついでに、寄りたい所あるんだけど。」
れねは首を傾げて、慶太について歩いて行った。