理系喪女の私がこんなにモテていいわけがない
「だから、緊張するなって」

 私の腰を起こして改めて陰部に触れた住良木さんが一人で呟いている。

 そんなこと言ったって無理でしょ。確かに何度も絶頂してとろとろではあるけど久しぶりだし、そんな大きいものを見せつけられたら誰だって強張ってしまう。

「仕方ねえなあ」

 ひあ?! 不可思議な感触に思わず身体をビクつかせる。ええ?! 何?! 舌がアソコに入ってきてる?!

「も、んんん!!!」

 何か反論しようと言いかけるがあまりの快感に口が利けなくなる。舌、中でうねってる。すごい。イッちゃう。

「あああっ!!!」

 大声をあげて達する。息つく間もなく何かが陰部に当たる。――これって。

「ああっ!!!」

 達して敏感になった秘窟に住良木さんの怒張した男性器が一気に押し込まれて前のめりに倒れ込みそうになる。お尻を突き上げて土下座するみたいな屈辱的な体勢になるが、あまりの快感になりふり構っていられない。すごい圧迫感。入ってきた。

「ちゃんと入ったぞ。お前、狭すぎ。処女みたいじゃん」

 強引に全て押し込んだ住良木さんが汗だくになって髪をかき上げている。バックでよかった。私、今きっと必死の形相をしている。住良木さんの様子をちらちら盗み見るだけで精いっぱいだ。

「あの!! もうイッてるんですけど!!」

 やっぱりムードないな、私。住良木さんに突っ込まれながら実況中継してしまう。でもそうでもしていないと正気でいられなくなる。秘窟を強引に広げられる淫靡な圧迫感にもう耐えられそうもない。

「そうかそうか、俺、まだだわ。もうちょい頑張れ」

 やはり遊んでいるかのような余裕の住良木さんが腰を打ち付ける。肉がぶつかり合う卑猥な音と私の出した液体が掻き混ぜられる水音が静かに響く。

「ああ!!!」

 びゅっと結合部から液体が迸る。ダメだ、またイッた。我慢できない。

「――くっそ、やっぱ無理」

 後背位で責め立てていた住良木さんが覆いかぶさるように顔を寄せてくる。キス、したいのかな。本能的に顔を向ける。

「俺のでイク、お前の顔が見たい」

 そう言うと住良木さんは力任せに私を後ろから抱き寄せて座位の体勢を取らせた。ひええ、深く入る。奥、ずっと響いている。またイク!

「も、ダメ、イッてます。住良木さん」

 私はイキながら住良木さんに訴えかけた。大きいのがずっと中で暴れて、気持ちいいのが止まらない。結合部から漏らしたみたいに水分が溢れ出す。アソコが馬鹿になっちゃう。止まって住良木さん。

「ん、こっち向け」

 住良木さんが膝の上で挿入したまま私の向きをくるりと返す。顔、真正面だ。住良木さん、汗だくで赤くなっている。長い茶色い髪が頬に張り付いて綺麗。私はきっと発情したブスなメス顔だ。嫌だ。恥ずかしい。

「やだ、見ないで。イク」

 恥ずかしいはずなのに、住良木さんに激しく突き上げられたまま快感が止まらない。イキ顔、晒しちゃう。やだ。

「――っ!!!」
「うっ!!!」

 住良木さんの動きが止まる。住良木さん、イッてる。太腿が痙攣して中の先端が膨れ上がる感覚がある。私もその膨張に合わせて達する。もう訳が分からないぐらい気持ちいい。目に星が飛び、頭が真っ白になる。

 しばし、二人、至近距離で見つめ合う。思い出したかのように挿入したまま食い合うようにキスする。

「――お前のイキ顔、すげえ可愛い。最高だよ」

 住良木さんが私の中に入ったままそう感想を漏らした。そっか、ちょっとは住良木さんに勝てたかな、セックス。私はそうぼんやりと思いながら住良木さんの滑らかな白亜の胸の中にそっと身体を預けた。住良木さんの冷たい肌が頬に触れ、柑橘の髪の匂いが妙に鼻に付いた。
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