アオハル×フラグ=恋。
*
「じゃあ次、体育祭実行委員決めるぞー」
担任の声が教室に響く。
途端に、教室の空気が少し変わる。
体育祭実行委員。
西ヶ丘高校では、体育祭実行委員は準備期間から当日まで忙しい代わりに、クラスで文化祭の次に思い出が増える役職として人気だった。
教室がざわつく。
里穂はちらりと蒼を見る。
蒼もこちらを見た。
そして小さく親指を立てる。
"ちゃんと立候補しろよ"
そんな意味だろう。
里穂は小さく頷いた。
先生「まずやりたい奴!一旦手を上げろ」
挙手制で立候補を募る。ここで男子1人、女子1人なら決まり。
ババババ!!!
先生が言った瞬間、クラスの男女ほとんど全員が手を上げる。
好桜「ひえええええ」
菜々子「やはり予想通り!」
「何が予想通りなのよ!」
菜々子「簡単なこと、男子は里穂狙い、女子は蒼くん狙いに決まってるじゃん!」
里穂の心臓が跳ねる。
そうか、これ全員が蒼と実行委員会やりたい人たちなのか、、、
その瞬間。
里穂の胸に不安が広がっていく。
先生「多いなぁー」
先生「よし!こういう時のために、これを用意してきたぞ!」
担任は、箱を取り出す。
先生「くじ引きと行きましょうか!」
里穂は、さらに不安に駆られる。
本当は、二人で手を挙げて、そのまま決まる予定だったのに、
蒼も困ったように頭を掻いている。
蒼「まぁ、頑張るべ」
蒼はりほの顔みて微笑む。
「そんなこと言ったって、、、倍率高すぎじゃん」
先生「じゃあ男子!」
先生は教室を回りながら一人一人引かせていく。
先生「じゃあいっせいに開けー」
里穂は蒼の方を見る。
「どう?」
恐る恐る里穂は蒼の顔を覗き込む。
蒼「やった、決まり!」
そう言って里穂の方を向いてあたりの紙を見せる。
「おお!おめでとう!」
里穂は安堵する。
しかし、すぐに肝心なことを思い出す。
そう、もし自分がなれなかったら。
蒼は他の女子と一緒にやる事になる。体育祭実行委員を。
菜々子「うわぁ……やはり持ってる男ですな」
好桜「イケメンは違います!」
「笑い事じゃないから」
クラスの男子の落ち込み具合が半端ないのは置いといて、里穂は気合を入れる。
運だけど掴んでみせる。
先生「じゃあ次女子!」
ゆっくり歩いて回ってくる先生。
気合を入れたはいいものの、里穂らいちばん最後。
くじ選ぶことはできない。
「あまりものには福がある、、、余り物には福がある。」
念仏のように唱えながら里穂は回ってきたボックスに手を入れる。
絶対、蒼と体育祭実行委員になってみせる────
「じゃあ次、体育祭実行委員決めるぞー」
担任の声が教室に響く。
途端に、教室の空気が少し変わる。
体育祭実行委員。
西ヶ丘高校では、体育祭実行委員は準備期間から当日まで忙しい代わりに、クラスで文化祭の次に思い出が増える役職として人気だった。
教室がざわつく。
里穂はちらりと蒼を見る。
蒼もこちらを見た。
そして小さく親指を立てる。
"ちゃんと立候補しろよ"
そんな意味だろう。
里穂は小さく頷いた。
先生「まずやりたい奴!一旦手を上げろ」
挙手制で立候補を募る。ここで男子1人、女子1人なら決まり。
ババババ!!!
先生が言った瞬間、クラスの男女ほとんど全員が手を上げる。
好桜「ひえええええ」
菜々子「やはり予想通り!」
「何が予想通りなのよ!」
菜々子「簡単なこと、男子は里穂狙い、女子は蒼くん狙いに決まってるじゃん!」
里穂の心臓が跳ねる。
そうか、これ全員が蒼と実行委員会やりたい人たちなのか、、、
その瞬間。
里穂の胸に不安が広がっていく。
先生「多いなぁー」
先生「よし!こういう時のために、これを用意してきたぞ!」
担任は、箱を取り出す。
先生「くじ引きと行きましょうか!」
里穂は、さらに不安に駆られる。
本当は、二人で手を挙げて、そのまま決まる予定だったのに、
蒼も困ったように頭を掻いている。
蒼「まぁ、頑張るべ」
蒼はりほの顔みて微笑む。
「そんなこと言ったって、、、倍率高すぎじゃん」
先生「じゃあ男子!」
先生は教室を回りながら一人一人引かせていく。
先生「じゃあいっせいに開けー」
里穂は蒼の方を見る。
「どう?」
恐る恐る里穂は蒼の顔を覗き込む。
蒼「やった、決まり!」
そう言って里穂の方を向いてあたりの紙を見せる。
「おお!おめでとう!」
里穂は安堵する。
しかし、すぐに肝心なことを思い出す。
そう、もし自分がなれなかったら。
蒼は他の女子と一緒にやる事になる。体育祭実行委員を。
菜々子「うわぁ……やはり持ってる男ですな」
好桜「イケメンは違います!」
「笑い事じゃないから」
クラスの男子の落ち込み具合が半端ないのは置いといて、里穂は気合を入れる。
運だけど掴んでみせる。
先生「じゃあ次女子!」
ゆっくり歩いて回ってくる先生。
気合を入れたはいいものの、里穂らいちばん最後。
くじ選ぶことはできない。
「あまりものには福がある、、、余り物には福がある。」
念仏のように唱えながら里穂は回ってきたボックスに手を入れる。
絶対、蒼と体育祭実行委員になってみせる────