アオハル×フラグ=恋。
第2章 隠れる女子と見つける男子

悩み

私────

江角 菜々子には悩みがあります。

1番仲のいい友達には絶対相談できない悩みです。


それは。

3人に対して抱いている劣等感。


学校一。

いや、県内一可愛いと言われる、西尾 里穂。


姉御肌で面倒見も良くて、めちゃくちゃ美人な、倉科 愛華。


お金持ちの家庭に育ちながら、おっとりしていて優しくて、これまた超美人の、東條 好桜。


そんな3人と何故だか私は仲良くなりました。


傍から見たら羨ましいと思うかもしれません。


実際、私も3人のことは大好きです。


里穂は可愛いし。

愛華は頼りになるし。

好桜は癒しだし。


ずっと友達でいたいと思っています。


でも。


たまに。


本当にたまにだけど。


3人と並んで歩いていると。


私だけ浮いてる気がするんです。


必死についていこうって。

メイクを覚えたり。

ファッションを研究したり。

明るく振る舞ったり。


それでも。


やっぱり駄目だなって思う時があります。


男子達の視線は里穂に向く。

女子達の憧れは愛華に向く。

好桜には自然と人が集まる。


じゃあ私は?


そう考えてしまう時があります。


もちろん。

そんな事を考える自分が嫌いです。


だって3人は悪くないから。


なのに。


心の奥で。

嫉妬したり。

羨ましいと思ったり。


劣等感で黒く染まりそうになる時があります。


それが最近の悩みです。


そして。


この時の私はまだ知らなかったのです。


この悩みを全部ひっくり返してしまうような人と出会うことになるなんて。
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