アオハル×フラグ=恋。
「はぁーーーー」
帰り道
菜々子は大きなため息をついた。
今日は体育祭の最終調整。
みんな何かしら用事があって、菜々子は久しぶりに一人で帰っている。
頭の中では、里穂と蒼のBIGカップル誕生のことがずっとぐるぐる回っていた。
正直。
里穂は付き合えないと思っていた。
好きが分からない。
恋愛が分からない。
そんな事をずっと言っていたから。
だからどこかで安心していたのかもしれない。
付き合えないという意味では、自分と同じだと思っていたから。
「なんだかなぁ……」
菜々子は空を見上げる。
七月の空。
まだまだ明るい青空がどこまでも広がっていた。
「……あんなイケメンが彼氏ってどんな感じなんだろ。」
思わず口に出る。
すると。
胸の奥から嫌な感情が顔を出した。
羨ましい。
嫉妬。
妬み。
自分には無いものを沢山持っている里穂。
可愛くて。
優しくて。
みんなから好かれていて。
それでも。
好きが分からないから付き合えないと思っていた。
なのに。
「なんだよ……」
菜々子は唇を噛む。
「全然違うじゃんか。」
里穂は選ばれた。
ちゃんと、誰かの特別になった。
その事実が胸に刺さる。
そして、そんな風に思ってしまう自分が嫌だった。
里穂は悪くない。
むしろ大好きな友達だ。
なのに。
素直に喜びきれない自分がいる。
中学の頃は違った。
明るい性格だと言われた。
可愛いとも言われた。
告白だって何度かされた。
それなりに自信もあった。
でも。
高校に入って。
里穂と。
愛華と。
好桜と仲良くなって。
全部変わった。
学校一可愛いと言われる里穂。
誰もが振り返る美人の愛華。
お嬢様で優しくて綺麗な好桜。
三人と並ぶ度に。
少しずつ。
少しずつ。
自信が削られていった。
気づけば、髪で顔を隠すようになっていた。
それが劣等感だということくらい。
菜々子にも分かっていた。
帰り道
菜々子は大きなため息をついた。
今日は体育祭の最終調整。
みんな何かしら用事があって、菜々子は久しぶりに一人で帰っている。
頭の中では、里穂と蒼のBIGカップル誕生のことがずっとぐるぐる回っていた。
正直。
里穂は付き合えないと思っていた。
好きが分からない。
恋愛が分からない。
そんな事をずっと言っていたから。
だからどこかで安心していたのかもしれない。
付き合えないという意味では、自分と同じだと思っていたから。
「なんだかなぁ……」
菜々子は空を見上げる。
七月の空。
まだまだ明るい青空がどこまでも広がっていた。
「……あんなイケメンが彼氏ってどんな感じなんだろ。」
思わず口に出る。
すると。
胸の奥から嫌な感情が顔を出した。
羨ましい。
嫉妬。
妬み。
自分には無いものを沢山持っている里穂。
可愛くて。
優しくて。
みんなから好かれていて。
それでも。
好きが分からないから付き合えないと思っていた。
なのに。
「なんだよ……」
菜々子は唇を噛む。
「全然違うじゃんか。」
里穂は選ばれた。
ちゃんと、誰かの特別になった。
その事実が胸に刺さる。
そして、そんな風に思ってしまう自分が嫌だった。
里穂は悪くない。
むしろ大好きな友達だ。
なのに。
素直に喜びきれない自分がいる。
中学の頃は違った。
明るい性格だと言われた。
可愛いとも言われた。
告白だって何度かされた。
それなりに自信もあった。
でも。
高校に入って。
里穂と。
愛華と。
好桜と仲良くなって。
全部変わった。
学校一可愛いと言われる里穂。
誰もが振り返る美人の愛華。
お嬢様で優しくて綺麗な好桜。
三人と並ぶ度に。
少しずつ。
少しずつ。
自信が削られていった。
気づけば、髪で顔を隠すようになっていた。
それが劣等感だということくらい。
菜々子にも分かっていた。