余所者-よそもの-
「――…え?」
「すません、潤さん」
「え?なんでカナコちゃん潰れてんの?」
あっという間に酔っ払いの出来上がり。
ソファで横になる私に、潤がなんか言ってるのは聞こえてる。
水飲める?とか、吐く?とか聞いてくるけど、できるならやってる。
今起きたら確実に吐く。
ゆすらないでほしい。
寝かせてほしい。
「……あー。もーし?ユキ?……ごめん、カナコちゃん潰しちゃった。迎え来てよ」
そんな電話の声を頭のどこかで聞いたけど。
ぐるぐると回るアルコールに吸い込まれるように、そのまま眠り呆けた。