余所者-よそもの-
「その代わり、一つ条件がある」
「な、なんですか……」
「次にシトウと揉めることがあれば、もちろんケツ拭きはしないし、もう二度とお前を採用しない。約束できる?」
「そんなの、もちろんです!約束しまっす!」
そうして「よっしゃぁぁぁ!」と大喜びをするバン。
「え?」
ちょっと待って。
バンがAnBarで働くなら、私は?
まさかのユキの判断に、サンコンだって驚きを隠せないようだった。
「あの……ユキさん?シフトはどうするのですか?」
「バン週5、かぁこ週3。週末にシフト被るようにしておいて」
ちょっと泣きそうになった。
バイト、探さなきゃ。
週3日じゃお金が足りない。
いや、それよりも。
シフト差から見て自分の評価が低いことを知って、とてもショックだった。
「ざまぁみろブース!ブスはやっぱり仕事できねぇのなー」
煽ってくるバンに、顔を上げられない。