余所者-よそもの-
「この街は大きく3つの勢力に分かれます」


ぴたり、と足を止めたサンコン。

助かった、ちょっと頭も身体も休憩させてほしい。


「その内の一つがホームレスの街。通称” 露天街(ロテンガイ) ”」

「……ロテンガイ?」

「何度も言いますが明確な区切りはありません。大勢の認識として捉えてください」


サンコンが腕を上げて示す。


「ここからが、露天街――…」


私はサンコンの示す方へ視線を向けた。

そこでようやく、いつの間にか変化していた街の様に気が付いたんだ。


「………」

「害はないと思って構いません。たまに武装しているホームレスも居るには居ますが、基本無関係な人間に手を出すような連中ではありません」


目の前に広がる景色は、一言で言うなら異様だった。
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