恋愛経験ゼロの年下くんが、私の一番になりました
そして夜のパレードは昼間とは違い、光に彩られたフロート車が通り過ぎるたびに歓声が上がる。
「すごい……」
当然二人も瞳を輝かせながら見入る中、亜佑美は朝陽の横顔を見た瞬間、胸の奥が温かくなるのを感じていた。
パレードが終わると、二人は最後の目的地へ向う。
辿り着いた先は大観覧車で、同じことを考える客は多かったようで、乗り場には長い列が出来ていた。
「うわぁ……」
「みんな考えること一緒だよね」
「ですね」
苦笑しながら列に並び、待っている間は今日の思い出を語り合い、退屈することはなかった。
そしてようやく順番が回ってくる頃には、ちょうど花火が始まる時間になっていた。
「待った甲斐があったね」
「本当ですね」
二人が観覧車へ乗り込むと、ゆっくりゴンドラが上昇を始めた。
窓の外には煌めく夜景と上がり始めた花火が見え、二人は「綺麗」と言いながら窓の外を見つめていた。
「今日、本当に楽しかった」
「喜んでもらえて良かったです」
「楽しい時間ってあっという間だよね」
「そうですね」
「朝陽くんと来られて良かった」
不意に向けられた言葉に朝陽は少し驚き、
「……俺もです」
と照れながら言葉を返す。
「また来たいね」
「勿論! また来ましょう! それに、別のテーマパークにも行きましょう!」
「うん!」
そんな風に新たな約束を交わしていたその時だった。
観覧車が頂上へ到達するのと同時に――ドンッと大きな音が夜空に響き、先程までとは違う大きい花火が上がると、間髪入れずに色鮮やかな光が次々と咲き誇り、夜空を埋め尽くしていく。
「わぁ……!」
二人は声を上げながら窓いっぱいに広がる花火を見つめていく。
「すごい……」
すっかり花火に見入っている亜佑美を見つめる朝陽の瞳は優しく細められ、花火よりも綺麗だと思っていた。
「本当に綺麗だね! タイミングもバッチリだし」と言いながら朝陽に視線を移した亜佑美。
そこで自然と二人の目が合い、隣に座っていた二人の距離は一気に縮まり、そして――どちらからともなく唇を重ねていった。
優しく確かめるようなキスをした二人は唇を離した瞬間照れ臭くなってそれを誤魔化すように笑い合う。
そして観覧車はゆっくりと下降していく中、外ではまだ花火が咲き続けていて、寄り添い手を繋いでいた二人は観覧車が地上へ戻るまでの間、互いの温もりを感じながら綺麗な景色を見つめ続けていくのだった。
「すごい……」
当然二人も瞳を輝かせながら見入る中、亜佑美は朝陽の横顔を見た瞬間、胸の奥が温かくなるのを感じていた。
パレードが終わると、二人は最後の目的地へ向う。
辿り着いた先は大観覧車で、同じことを考える客は多かったようで、乗り場には長い列が出来ていた。
「うわぁ……」
「みんな考えること一緒だよね」
「ですね」
苦笑しながら列に並び、待っている間は今日の思い出を語り合い、退屈することはなかった。
そしてようやく順番が回ってくる頃には、ちょうど花火が始まる時間になっていた。
「待った甲斐があったね」
「本当ですね」
二人が観覧車へ乗り込むと、ゆっくりゴンドラが上昇を始めた。
窓の外には煌めく夜景と上がり始めた花火が見え、二人は「綺麗」と言いながら窓の外を見つめていた。
「今日、本当に楽しかった」
「喜んでもらえて良かったです」
「楽しい時間ってあっという間だよね」
「そうですね」
「朝陽くんと来られて良かった」
不意に向けられた言葉に朝陽は少し驚き、
「……俺もです」
と照れながら言葉を返す。
「また来たいね」
「勿論! また来ましょう! それに、別のテーマパークにも行きましょう!」
「うん!」
そんな風に新たな約束を交わしていたその時だった。
観覧車が頂上へ到達するのと同時に――ドンッと大きな音が夜空に響き、先程までとは違う大きい花火が上がると、間髪入れずに色鮮やかな光が次々と咲き誇り、夜空を埋め尽くしていく。
「わぁ……!」
二人は声を上げながら窓いっぱいに広がる花火を見つめていく。
「すごい……」
すっかり花火に見入っている亜佑美を見つめる朝陽の瞳は優しく細められ、花火よりも綺麗だと思っていた。
「本当に綺麗だね! タイミングもバッチリだし」と言いながら朝陽に視線を移した亜佑美。
そこで自然と二人の目が合い、隣に座っていた二人の距離は一気に縮まり、そして――どちらからともなく唇を重ねていった。
優しく確かめるようなキスをした二人は唇を離した瞬間照れ臭くなってそれを誤魔化すように笑い合う。
そして観覧車はゆっくりと下降していく中、外ではまだ花火が咲き続けていて、寄り添い手を繋いでいた二人は観覧車が地上へ戻るまでの間、互いの温もりを感じながら綺麗な景色を見つめ続けていくのだった。