恋愛経験ゼロの年下くんが、私の一番になりました
「――ッあぁ、んん」

 その瞬間、亜佑美は小さく声を漏らした。

「あの、痛くない……ですか?」

 声を聞けば分かるだろうけれど、心配になった朝陽は控えめに確認すると、

「……だいじょうぶ……、その、もっと……うごかして……」

 挿れられただけでは足りないとでも言いたげな亜佑美はもっと動かすよう懇願した。

「……っ!」

 その言葉で朝陽は安堵すると同時に、

「それじゃあ、動かしますね」

 指をゆっくり動かし始めた。

「……っあ、……んっ、……あんッ」

 すると、その指の動きに合わせるかのように亜佑美は嬌声を上げ、恍惚とした表情で朝陽を見つめていく。

「……あさひ、くん……っ」

 どこか物足りなさを感じているように見えた亜佑美を前にした朝陽は満たされていない彼女をもっと満たして何も考えられないくらいに蕩けさせたいという欲求に駆られていく。

「亜佑美さん……物足りないって顔してますよね……指、増やしますよ?」
「……っ、うん……」

 朝陽が指を増やすと言うと、恥じらいを見せつつもそれを期待していたみたいに頷いた。

「――ッあ、んっ、」

 朝陽が気遣いつつも指を更に一本差し挿れていくと、先程よりも大きく声を漏らした亜佑美。

 気持ちが良いのは確かなようだが、焦らされているようで余計に亜佑美の子宮は疼くばかり。

(朝陽くんの指、気持ちいい……けど、まだ、物足りない……指だけじゃ、嫌……)

 気持ち良いところに届きそうで届かない、そんなもどかしさでどうにかなりそうな亜佑美は潤んだ瞳で朝陽を見ると、

「……指だけじゃ、もう……っ、一緒に気持ちよく、なりたいよ……」

 朝陽のモノで満たして欲しいと遠回しに伝え、その意味が理解出来た朝陽は思わず息を呑んだ。

(いよいよ……俺……)

 そして、鼓動が速くなるのを感じつつもベッド脇の棚の上に用意してあった避妊具へと手を伸ばしていった。
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