ほどけるくらい、愛して〜魔術師は異世界から来た運命のひとを逃がさない〜
「いいよ、隠さなくても。確か、サエの好きなげーむ? の登場人物に似てるんだっけ」
「な、なんで……」
「あれから僕以外の男の前で、お酒は飲んでないよね?」
「飲んでない、ですけど……っもし、かして」
まだあちらの世界にいたとき、一度だけふたりで夕食を取ったことがある。
そのときにお酒も一緒に飲んだのだが、実は彩瑛にはそのときの記憶があやふやだった。後日ギルベルトに謝罪と、変なことを口走っていないか確認したが、彼は「何もなかった」と首を横に振っただけだった。
だがどうやらギルベルトの口振りだと、そのときに口を滑らせて、言ってしまったらしい。彩瑛がプレイしていたゲームの好きなキャラクターに彼が似ていたことを。もしかしたら、異世界から来たということもそのときに口走ってしまったのかもしれない。
「ならこれからも、僕以外の前では飲んだらだめだよ。嗜み程度ならいいけど、それ以上飲んだら……お仕置きね」
胸元に口付けられたかと思えば、ちくっとした痛みが走る。困惑した目でギルベルトを見れば、「サエが僕のものだっていう印だよ」と囁かれた。
「な、なんで……」
「あれから僕以外の男の前で、お酒は飲んでないよね?」
「飲んでない、ですけど……っもし、かして」
まだあちらの世界にいたとき、一度だけふたりで夕食を取ったことがある。
そのときにお酒も一緒に飲んだのだが、実は彩瑛にはそのときの記憶があやふやだった。後日ギルベルトに謝罪と、変なことを口走っていないか確認したが、彼は「何もなかった」と首を横に振っただけだった。
だがどうやらギルベルトの口振りだと、そのときに口を滑らせて、言ってしまったらしい。彩瑛がプレイしていたゲームの好きなキャラクターに彼が似ていたことを。もしかしたら、異世界から来たということもそのときに口走ってしまったのかもしれない。
「ならこれからも、僕以外の前では飲んだらだめだよ。嗜み程度ならいいけど、それ以上飲んだら……お仕置きね」
胸元に口付けられたかと思えば、ちくっとした痛みが走る。困惑した目でギルベルトを見れば、「サエが僕のものだっていう印だよ」と囁かれた。