乳吸鬼♀&未来偵察メイド:悪魔と共に在る世界  ※(関連作の目次リンクあり)

(前回までのあらすじ ~第五話)

魔族が支配階級として君臨する帝国で、村娘のレトラは「供出」命令で村から「人畜・奴隷」として出荷される。それでも何故か不思議な幸運が重なって最悪を免れ、自由の身でメイド契約することになる。それは古代の「未来偵察者」の死に戻りループする特殊な能力によるものなのだが、レトラ本人はほとんど自覚していない。
出会った雇い主の「乳吸鬼」(ちすいおに、ミルクサッカー)のルントゥ(少女の姿だが同い年くらいらしい)やその義父のクラフトマンとはうまくやれていて、(混血の魔族ではあったが)あながち悪い人たちでもない。
しかし、さして個々人に悪気まではないのだとしても、誰もこの歪んだ支配システムの悪意からは無縁でいられない。レトラも自分は幸福であっても苦悩させられたり、ルントゥも立場に折り合いはつけながらも色々と複雑なようだった。
クラフトマンは、レトラが檻の中で投げ与えられた(出会いと救いのきっかけになった)白金貨に、(町にとって)不吉な予兆かもしれないと呟く。

(※)第六話以後、不可解な世界観の裏事情や、ヴァレリアン(今のところ第一話でだけ登場)の謎なども明かされて行く予定です。
< 23 / 31 >

この作品をシェア

pagetop