45歳派遣OL、年下上司に囲われて溺愛されました

3、俺を頼って下さい

宴が終わり、店内に響く精算の声に、私の意識は現実に引き戻された。

「参加費、一人3000円です」

幹事の声に財布を開く。その瞬間、頭が真っ白になった。

……ああ、そうだった。

昨日のうちに銀行に寄るのを忘れていたんだ。

鞄の中身をひっくり返しても、千円札が四枚と、細かな小銭だけ。

3000円を支払えば、私の手元に残るのは、わずか千円のみ。

タクシーどころか、夜間料金のバス代すら危うい。

時刻はすでに22時を過ぎ、終電の気配も怪しい。

どうしよう。歩いて帰るしかないのか。

私の住むアパートまでは、ここから早歩きでも一時間はかかる。

「じゃあ、みんな気を付けて帰って。飲み過ぎないようにな」

店を出たところで、羽間部長が社員たちを見送っている。

私も顔を伏せ、そそくさとその場を離れようとした。

その時、視線が絡まった。
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