45歳派遣OL、年下上司に囲われて溺愛されました
「何をしてるんだ。女性がこんな夜遅くに一人で歩くなんて、危ないじゃないか」

私は反射的に体を引いた。

彼の手の温もりが、触れられた場所から熱となって伝わってくる。

「いえ、大丈夫です。私、もう歳ですし……心配しないでください」

「歳なんて関係ないでしょ。女性は女性だ」

彼の声は低く、私の心の奥の防御壁を揺らす。

また「うう」と体を引こうとしたけれど、腕を掴むその手は離れない。

「いいから。歩いて帰るので、放してください」

「歩いて帰る? どこまで?」

部長の鋭い眼光が、私の動揺を射抜く。

「タクシー代、ないのか」と、彼が短く問うた瞬間、顔が熱くなった。

隠していたプライドも、惨めさも、すべて暴かれたような恥ずかしさに体が震える。

でも、その直後だった。

彼は迷うことなく、もう片方の腕も使って私を抱き寄せた。
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