45歳派遣OL、年下上司に囲われて溺愛されました
やがて彼は、私の席までやってきた。

「井川さん、お疲れ様です。今日は楽しんでる?」

「はい、お疲れ様です。部長こそ、お忙しいのにありがとうございます」

私がそっとグラスを差し出す。

彼は私のグラスと軽く合わせるような仕草をしてから、一口ビールを流し込んだ。

そんな気さくなところが、私は大好きだった。

完璧で高潔な指揮官である彼が、こうして平社員の私と対等な視線で話してくれる。

それだけで、今日の飲み会に来た甲斐があったというものだ。

「そう言えば、事務方の契約だけど。今回も派遣期間、しっかり延長しておいたから。またよろしく頼むよ」

「本当ですか? ありがとうございます!」

派遣にとって、契約延長は死活問題だ。

いくら長く働きたいと願っても、派遣元や契約相手が更新してくれなければ、明日には職場を追われることになる。

更新が決まったという安心感で、肩の荷がふっと下りた。
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