配信終了後、幼馴染実況者の本性が悪すぎる
そのあと、
私と凪、凪のおばあちゃんの三人で食卓を囲んだ。

「わあ……!!」

テーブルに並ぶ料理を見て、思わず声をあげた。ほかほかのご飯と、お野菜たっぷりのお味噌汁、自家製の漬物や、こんがり焼き目のついたお魚、加えて煮物まである。

「楓花ちゃん、たくさん食べてね。おかわりもあるから」

「本当ですか……!?ありがとうございます!!」

まだ引きずる気持ちを悟らせないように、
あえて明るい声で答えた。
お味噌汁に口をつけると、優しい味が心に沁みた。

「美味しい…」

じーんとしながらポツリと呟く。
すると、凪のおばあちゃんがふふっと柔らかく微笑んだ。
その笑顔にさらに癒されつつ、私は、
あっ、と前に凪から聞いたことを思い出す。

「そういえば……おばあちゃん、この前腰を痛めたって聞いたんですが……大丈夫なんですか?」

「あらっ。凪から聞いたの?もう、やぁねぇ〜ちょっと捻っただけよ〜。今は何ともないわ」

「嘘つけ。今でもたまに痛くて動き止まるときあんだろ」

「そんなことないわよ?」

「ある。だから、絶対重い物持つなよ。俺に言え」

「はいはい」

ぶっきらぼうな凪の言葉。
けれど、その裏は、本当に心配していることが伝わる。
そんな凪に、おばあちゃんは嬉しそうに笑顔で頷いた。

その様子に、また胸の奥がじわっと熱を持つ。

今、凪はおばあちゃんとふたり暮らしだ。

凪のご両親は離婚していて、
仕事の忙しいお母さんに代わり、おばあちゃんに育てられていた。
けれど、そのお母さんも
凪が中学生の時、家を出て行った。

それから、凪は本格的におばあちゃんに引き取られ、今は一緒に暮らしている。

優しくて、穏やかな凪のおばあちゃん。
そんなおばあちゃんを、凪は、こうやって不器用ながらもすごく大切にしていた。
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