とろけてほどけて愛になる〜友達の恋人の友達は、私を癒して甘やかす〜
「えっ……」
思いもしない言葉が返ってきたから、頭が混乱し、何を言えばいいのかわからなくなる。
恐る恐る楓介の顔を見上げれば、困ったように笑う姿が目に入る。
「でも、佐津川さん酔ってるよね。今はきっと酔いに任せて口走っているだけだと思うから、またお酒を飲んでいない時にしようか」
愛梨の言葉を否定するのではなく、自分のことを気遣ってくれた言葉だとわかる。なのに何故かがっかりしていることに気付く。
(違う、そうじゃなくて……欲しいのはその思いやりじゃなくて──)
ハッとした愛梨は、縛られたままの両手をカバンの中に突っ込み、中からボールペンを取り出す。それからカップケーキが入っていた白い箱に、『津山くんは私のお願いを聞いてくれて、私から津山くんを誘いました。これが事実だということを宣誓します。佐津川愛梨』と、書き込み、それを楓介に渡す。
「これは?」
「私がお願いしたという宣誓書です。明日の朝になって、酔いが覚めた私がグチグチ言ったらこれを見せてください。それに……逆に酔ってないと、こんなこと言えないです……」
「最後までしてほしいってこと?」
「津山くんがしてくれるなら……」
「自棄になってない? 後で後悔するかもしれないよ」
「ここで引いた方が後悔します。たぶん私、一生独身だと思うので」
愛梨の固い決意を聞いた楓介は、観念したように手を挙げて苦笑した。
「気分が悪くなったらすぐに言うこと。あと、今日は甘えることを練習する日だからね。ちゃんとお願いしてみて」
先ほどの言葉がすでにお願いだった気がしたので、どう伝えるべきか悩んだが、意を決して口を開く。
「……じゃあ……『ストレスが頭がおかしくなりそうなので、全部忘れてしまうくらい、気持ちよくさせてください』」
楓介は驚いたように目を見開いてから、クスッと笑った。
「いいよ、たっぷり甘やかして、リラックスさせてあげる」
愛梨がそう口にすると、楓介に抱き上げられてしまった。
思いもしない言葉が返ってきたから、頭が混乱し、何を言えばいいのかわからなくなる。
恐る恐る楓介の顔を見上げれば、困ったように笑う姿が目に入る。
「でも、佐津川さん酔ってるよね。今はきっと酔いに任せて口走っているだけだと思うから、またお酒を飲んでいない時にしようか」
愛梨の言葉を否定するのではなく、自分のことを気遣ってくれた言葉だとわかる。なのに何故かがっかりしていることに気付く。
(違う、そうじゃなくて……欲しいのはその思いやりじゃなくて──)
ハッとした愛梨は、縛られたままの両手をカバンの中に突っ込み、中からボールペンを取り出す。それからカップケーキが入っていた白い箱に、『津山くんは私のお願いを聞いてくれて、私から津山くんを誘いました。これが事実だということを宣誓します。佐津川愛梨』と、書き込み、それを楓介に渡す。
「これは?」
「私がお願いしたという宣誓書です。明日の朝になって、酔いが覚めた私がグチグチ言ったらこれを見せてください。それに……逆に酔ってないと、こんなこと言えないです……」
「最後までしてほしいってこと?」
「津山くんがしてくれるなら……」
「自棄になってない? 後で後悔するかもしれないよ」
「ここで引いた方が後悔します。たぶん私、一生独身だと思うので」
愛梨の固い決意を聞いた楓介は、観念したように手を挙げて苦笑した。
「気分が悪くなったらすぐに言うこと。あと、今日は甘えることを練習する日だからね。ちゃんとお願いしてみて」
先ほどの言葉がすでにお願いだった気がしたので、どう伝えるべきか悩んだが、意を決して口を開く。
「……じゃあ……『ストレスが頭がおかしくなりそうなので、全部忘れてしまうくらい、気持ちよくさせてください』」
楓介は驚いたように目を見開いてから、クスッと笑った。
「いいよ、たっぷり甘やかして、リラックスさせてあげる」
愛梨がそう口にすると、楓介に抱き上げられてしまった。