とろけてほどけて愛になる〜友達の恋人の友達は、私を癒して甘やかす〜
「最後までしてもいいの?」

 愛梨が頷くと、楓介はサイドテーブルの引き出しを開け、中からコンドームを取り出した。

(こんなところにコンドームが入っているなんて、津山くんはきっと経験豊富なんだわ)

 封を開けて、手早く装着する様子を見守りながら、不安よりも期待が膨らんでいることに気付いた。

(気付かないうちに、ストレスも性欲も相当溜まっていたんだ。でもこんなふうに爆発しちゃうなんて思わなかった……)

 覆い被さってきた楓介に申し訳なさそうな視線を送ると、彼は首を傾げて愛梨の顔を覗き込んだ。

「どうかした? やっぱりやめておく?」

 愛梨は首を勢いよく横に振り、しゅんとした様子で視線を逸らす。

「いえ……その……こんなことを津山くんにお願いしてる私って変態だなって思って……」

 すると楓介はプッと吹き出したかと思うと、クスクスと笑い始めた。

「大丈夫、ちゃんと正常な人の反応だと思うよ」
「そうでしょうか……」
「だって最後までしていない時点で、寸止めしてるようなものだし。それに……一回じゃまだ足りないってことは、佐津川さんの体はこの感覚を欲してたってことじゃない?」

 一糸纏わぬ姿になった二人の肌がピタリと重なり合う。その温もりに、思わず息が漏れた。

(人肌って心地いいんだなぁ……)

 緊張よりも、体の緩和を感じる。不快だと思っていた行為で、リラックス出来るなんて思いもしなかった。

「うーん、でもまだ一回しかイケていないし、もう少し慣らそうかな」
「慣らす……? あっ、んっ……!」

 再び楓介の指先がゆっくりと挿入され、中をまるでマッサージでもされるかのようにじっくりと動かされていく。

 不快感よりも痛みよりも、深い深い快感を与えられ、愛梨が望んでいた何も考えられなほどの快楽に堕ちていく。
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