とろけてほどけて愛になる〜友達の恋人の友達は、私を癒して甘やかす〜
* * * *
楓介は家に着くなりキッチンに立つと、慣れた手つきで手際よく準備をしていく。
テーブルにはすでにたこ焼き器と皿、箸やピックなどが置かれていて、愛梨がすることは何も見つからないほどだった。
「楓介くん、いつたこ焼きが食べたいって思ったの?」
「んー、昨日の夜かな。その時から愛梨を誘おうって決めてた」
「私が断ることは考えてなかったの?」
「そうしたら一人でタコパすればいいしね」
「……なんか、楓介くんって一人で何でも出来ちゃう感じですごいな」
「料理自体は得意じゃないんだけど。まぁ一人で留学もしてるしね。とりあえずやってみようって感じかな」
たこ焼きの生地である液体が入ったボウルを持って、ローテーブルに戻ってきた楓介は、たこ焼き器の電源を入れると、生地を流し込んでいく。
「料理はしないって言ってたけど、本当は得意なの?」
「料理を一から作るのは苦手だけど、たこ焼きは粉さえかってくれば、あとは水と卵を入れるだけじゃない。こういう簡単な作業なら、俺も自信を持って作れるってだけだよ」
それから愛梨の方を向いて、「じゃあ愛梨はワイン選んでくれる?」と声をかけた。
愛梨は頷くと、ワインセラーの扉を開けて、ワインを探し始めた。
(前回は白ワインだったし、今回は赤にしてみようかな)
この部屋に来るのは二回目のはずなのに、当たり前のようにワインセラーからワインを取り出す自分に、思わず苦笑してしまう。
いくつか見た中で、メルローという葡萄を使った国産のワインが気になった愛梨は、それを持って楓介の元へ戻った。
「これにしようかな」
「あれ、一本だけ? 飲み比べはしなくていい?」
「したいんだけど、前回すごく酔っちゃったし。帰れなくなったら困るから」
前回は酔い過ぎてストッパーがかからなくなったことが、あんな事態を引き起こした要因だとわかっている。だから今日は気を引き締めていこうと、心に誓っていた。
すると楓介はたこ焼き器から目を離し、愛梨をじっと見つめた。
楓介は家に着くなりキッチンに立つと、慣れた手つきで手際よく準備をしていく。
テーブルにはすでにたこ焼き器と皿、箸やピックなどが置かれていて、愛梨がすることは何も見つからないほどだった。
「楓介くん、いつたこ焼きが食べたいって思ったの?」
「んー、昨日の夜かな。その時から愛梨を誘おうって決めてた」
「私が断ることは考えてなかったの?」
「そうしたら一人でタコパすればいいしね」
「……なんか、楓介くんって一人で何でも出来ちゃう感じですごいな」
「料理自体は得意じゃないんだけど。まぁ一人で留学もしてるしね。とりあえずやってみようって感じかな」
たこ焼きの生地である液体が入ったボウルを持って、ローテーブルに戻ってきた楓介は、たこ焼き器の電源を入れると、生地を流し込んでいく。
「料理はしないって言ってたけど、本当は得意なの?」
「料理を一から作るのは苦手だけど、たこ焼きは粉さえかってくれば、あとは水と卵を入れるだけじゃない。こういう簡単な作業なら、俺も自信を持って作れるってだけだよ」
それから愛梨の方を向いて、「じゃあ愛梨はワイン選んでくれる?」と声をかけた。
愛梨は頷くと、ワインセラーの扉を開けて、ワインを探し始めた。
(前回は白ワインだったし、今回は赤にしてみようかな)
この部屋に来るのは二回目のはずなのに、当たり前のようにワインセラーからワインを取り出す自分に、思わず苦笑してしまう。
いくつか見た中で、メルローという葡萄を使った国産のワインが気になった愛梨は、それを持って楓介の元へ戻った。
「これにしようかな」
「あれ、一本だけ? 飲み比べはしなくていい?」
「したいんだけど、前回すごく酔っちゃったし。帰れなくなったら困るから」
前回は酔い過ぎてストッパーがかからなくなったことが、あんな事態を引き起こした要因だとわかっている。だから今日は気を引き締めていこうと、心に誓っていた。
すると楓介はたこ焼き器から目を離し、愛梨をじっと見つめた。