とろけてほどけて愛になる〜友達の恋人の友達は、私を癒して甘やかす〜
三人が部長の机の前に立つと、部長がにこやかに微笑んだので、悪い内容ではないと察して胸を撫で下ろす。
「急に呼び出して悪かったね。実は三人にあるところから声がかかったんだ」
想像していた内容とは違っていたため、三人は顔を見合わせた。
部長はもらったばかりらしい資料を千歳に手渡す。両脇に立っていた愛梨と修が覗き込むと、そこには新規形態の飲食店のチームを発足するというものだった。
「ここって、以前うちの会社が買い取って、リニューアルオープンに向けて動いている施設ですよね」
「そうそう。『大人の遊び場』がコンセプトで、いろいろな店舗が入る予定なんだよね。で、そこの最上階の一角にカフェ&ダイニングバーがオープンするんだけど、そこのデザート担当として、君たちが指名されたんだ」
「えっ⁉︎ でも私たちはファミレス部門の人間ですよ。新しく編成されるチームがあるんじゃ──」
千歳が怪訝そうに言うと、部長も深く頷く。
「俺もそう思ったんだけど、なんかね、君たちのデザートがすごくパンチがあって面白いって、専務たっての希望らしい」
三人は目を大きく見開いた。
「専務……ですか?」
今まで一度も関わったことのない専務の名前が出たことに、驚きを隠せなかった。
「話によると、専務主導で進めてきた計画らしいよ。だからチームのメンバーは専務が声をかけて揃えてるんだと。それに君たちが選ばれたわけだ」
しかし部長の言葉を未だに信じきれていない三人は、再び顔を見合わせる。
「あの、どこか別の部署の方と間違えてませんか? 私たち、専務と話したことすらないんですけど」
愛梨がおずおずと言ってみたが、部長は首を横に振る。
「直接声をかけられたし、それはないと思うよ」
「そうですか……」
戸惑いを隠せずにいる愛梨と修に対し、千歳は腹を括ったかのように息を吐いた。
「新規の店舗っていうのは少し緊張しますが、こんな抜擢、そうそうあるもんじゃないですからね! 専務の元で頑張ります!」
「そうそう、専務と仕事なんてすごいことだからね。とりあえず明日の午後に最初の顔合わせ的な集まりがあるそうだから」
「わかりました」
千歳の意気込みが愛梨にも伝わり、緊張が少しだけほぐれた気がした。
「急に呼び出して悪かったね。実は三人にあるところから声がかかったんだ」
想像していた内容とは違っていたため、三人は顔を見合わせた。
部長はもらったばかりらしい資料を千歳に手渡す。両脇に立っていた愛梨と修が覗き込むと、そこには新規形態の飲食店のチームを発足するというものだった。
「ここって、以前うちの会社が買い取って、リニューアルオープンに向けて動いている施設ですよね」
「そうそう。『大人の遊び場』がコンセプトで、いろいろな店舗が入る予定なんだよね。で、そこの最上階の一角にカフェ&ダイニングバーがオープンするんだけど、そこのデザート担当として、君たちが指名されたんだ」
「えっ⁉︎ でも私たちはファミレス部門の人間ですよ。新しく編成されるチームがあるんじゃ──」
千歳が怪訝そうに言うと、部長も深く頷く。
「俺もそう思ったんだけど、なんかね、君たちのデザートがすごくパンチがあって面白いって、専務たっての希望らしい」
三人は目を大きく見開いた。
「専務……ですか?」
今まで一度も関わったことのない専務の名前が出たことに、驚きを隠せなかった。
「話によると、専務主導で進めてきた計画らしいよ。だからチームのメンバーは専務が声をかけて揃えてるんだと。それに君たちが選ばれたわけだ」
しかし部長の言葉を未だに信じきれていない三人は、再び顔を見合わせる。
「あの、どこか別の部署の方と間違えてませんか? 私たち、専務と話したことすらないんですけど」
愛梨がおずおずと言ってみたが、部長は首を横に振る。
「直接声をかけられたし、それはないと思うよ」
「そうですか……」
戸惑いを隠せずにいる愛梨と修に対し、千歳は腹を括ったかのように息を吐いた。
「新規の店舗っていうのは少し緊張しますが、こんな抜擢、そうそうあるもんじゃないですからね! 専務の元で頑張ります!」
「そうそう、専務と仕事なんてすごいことだからね。とりあえず明日の午後に最初の顔合わせ的な集まりがあるそうだから」
「わかりました」
千歳の意気込みが愛梨にも伝わり、緊張が少しだけほぐれた気がした。