とろけてほどけて愛になる〜友達の恋人の友達は、私を癒して甘やかす〜
席に戻るなり、部長に渡された資料を三人で読み始める。そこには『大人が本気で遊べる、癒しの空間』とのタイトルが書かれていた。
「へぇ、昼間はカフェスタイルだけど、夜は本格的なバーになるんだ。確かに大人向け」
「『昼夜問わず楽しめる夜空の下で、非日常的な癒しの時間を』かぁ。都市部じゃ星なんか全く見えないですからね」
イメージ画像として添付されていたのは、ラグジュアリーなソファ席と、天井に輝く星を見上げながら食事やお酒を楽しむ人々の姿だった。
(なんだか楓介くんが喜びそうなお店……。でもやっぱり本物の星には敵わないって言うかなぁ)
つい楓介と繋げて考えてしまい、慌てて頭を横に振った。
「私たちは、締めに食べる夜パフェの提案って書いてありますね」
「なんか意外ですね。俺たちはファミレスのデザート担当だし、てっきりカフェタイムの方かと思ってました。まぁ俺は一番好きなデザートはパフェなんで、ちょっとワクワクしてますけど」
修は目を輝かせながら、すでに何か考え始めたかのように天井を見つめ、ニコニコしながら体を揺らし始めた。
「そっちはカフェメニュー全般で決めるみたい。なるほど……お酒の後に食べるパフェか。なかなか難しいけど、今までとは全く違う視点から考えられる分、やり甲斐はあるね」
「そうですね。とりあえず明日の集まりで話を聞いてから、情報を集めましょうか」
「うん、そうしよう。しかし……専務が私たちのことを知ってくれていたとは驚き」
「明日も来るんですかね? 遠くからしか見たことないから、なんか芸能人に近い感覚なんですよね。どんな人なんだろう」
それは愛梨も同じだった。次期社長と噂される専務は、若い頃からやり手だったらしく、閉店しかけた店舗を人気店にしたとか、全国的に認知度を広げたなど、数々の武勇伝が語られている。
だが愛梨からすれば社内の広報誌で見るくらいで、雲の上の人としか思えなかった。
「私も直接会ったことはないなぁ。まぁ行ってみないとわからないし、とにかく私たちは任された仕事をまずは全うしないとね」
「そうですね」
新しい仕事が舞い込んできたことで、愛梨の気持ちが上を向き始める。
(落ち込んでいる場合じゃない。私には仕事しかないんだから)
そして拳を握り締めると、自分に喝を入れた。
「へぇ、昼間はカフェスタイルだけど、夜は本格的なバーになるんだ。確かに大人向け」
「『昼夜問わず楽しめる夜空の下で、非日常的な癒しの時間を』かぁ。都市部じゃ星なんか全く見えないですからね」
イメージ画像として添付されていたのは、ラグジュアリーなソファ席と、天井に輝く星を見上げながら食事やお酒を楽しむ人々の姿だった。
(なんだか楓介くんが喜びそうなお店……。でもやっぱり本物の星には敵わないって言うかなぁ)
つい楓介と繋げて考えてしまい、慌てて頭を横に振った。
「私たちは、締めに食べる夜パフェの提案って書いてありますね」
「なんか意外ですね。俺たちはファミレスのデザート担当だし、てっきりカフェタイムの方かと思ってました。まぁ俺は一番好きなデザートはパフェなんで、ちょっとワクワクしてますけど」
修は目を輝かせながら、すでに何か考え始めたかのように天井を見つめ、ニコニコしながら体を揺らし始めた。
「そっちはカフェメニュー全般で決めるみたい。なるほど……お酒の後に食べるパフェか。なかなか難しいけど、今までとは全く違う視点から考えられる分、やり甲斐はあるね」
「そうですね。とりあえず明日の集まりで話を聞いてから、情報を集めましょうか」
「うん、そうしよう。しかし……専務が私たちのことを知ってくれていたとは驚き」
「明日も来るんですかね? 遠くからしか見たことないから、なんか芸能人に近い感覚なんですよね。どんな人なんだろう」
それは愛梨も同じだった。次期社長と噂される専務は、若い頃からやり手だったらしく、閉店しかけた店舗を人気店にしたとか、全国的に認知度を広げたなど、数々の武勇伝が語られている。
だが愛梨からすれば社内の広報誌で見るくらいで、雲の上の人としか思えなかった。
「私も直接会ったことはないなぁ。まぁ行ってみないとわからないし、とにかく私たちは任された仕事をまずは全うしないとね」
「そうですね」
新しい仕事が舞い込んできたことで、愛梨の気持ちが上を向き始める。
(落ち込んでいる場合じゃない。私には仕事しかないんだから)
そして拳を握り締めると、自分に喝を入れた。