ソング・ツインズ
教室で給食を食べ終えたタイミングで佳苗がやってきて、わたしの前の席を陣取ると妙に馴れ馴れしく話かけてきた。
ちなみち、佳苗と話をするのは最初に話しかけられて以来、これでまだ2度目だ。
わたしたちは本当に双子の姉妹のようだ。
とは言っても、今まで一度も顔を合わせてこなかったから、友達よりもずっと薄い関係でしかない。
それなのに、佳苗には壁というものがなかった。
「聞いてたの?」
「うん。もうメロディも歌詞も覚えたよ」
そう言って自信満々にオリジナルソングを口ずさみ始める。
その声にはやっぱりハッとさせられる。
佳苗は顔だけじゃなくて声のほうがずっとわたしに似ているんじゃないだろうか。
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