ソング・ツインズ
佳苗を真ん中にして4人の楽しそうな笑顔が見える。
わたしはスカートのポケットに手を突っ込んで、大げさなくらい大きなマスクを取り出してつけた。
「みんなおはよう」
くぐもった声で挨拶すると4人の視線がわたしへ向いた。
「サナおはよ。調子はどう?」
キーボードのミッチがマスク姿のわたしを見て眉を下げた。
「体調は悪くないんだけど、まだ喉が少し痛くて」
自分の喉を押さえて嘘をつく。
だって、こんな状態で言えるわけがない。
もう治ったからボーカル変わってなんて、そんなの虫が良すぎる。
「そっかー。サナが歌えないのは本当に残念だけど……」
ドラムのオオセがため息を吐き出して佳苗へ視線を向ける。
わたしはスカートのポケットに手を突っ込んで、大げさなくらい大きなマスクを取り出してつけた。
「みんなおはよう」
くぐもった声で挨拶すると4人の視線がわたしへ向いた。
「サナおはよ。調子はどう?」
キーボードのミッチがマスク姿のわたしを見て眉を下げた。
「体調は悪くないんだけど、まだ喉が少し痛くて」
自分の喉を押さえて嘘をつく。
だって、こんな状態で言えるわけがない。
もう治ったからボーカル変わってなんて、そんなの虫が良すぎる。
「そっかー。サナが歌えないのは本当に残念だけど……」
ドラムのオオセがため息を吐き出して佳苗へ視線を向ける。