桜花転生奇譚
「……そっか」
ひかりちゃんに、かける言葉が見つからない。小さい頃のひかりちゃんの気持ちを想像したら、チクチクと胸が痛くなった。
「……ごめんね。こんな話をしてさ」
「ううん。話してくれてありがとう」
「……さて、と。ぼくらも玲兄のところに行こっか……これも原作の話の1つだから、玲兄の居場所は分かる。でも、今回は見守るくらいにしよっかな」
そう言いながら、ひかりちゃんは萌歌さんの式神に近づくと躊躇いもなく飛び乗る。
「……待って、萌歌さんの式神で玲さんのもとまで行くの?」
「そうだよ?この式神、萌歌以外でもぼくの指示なら聞いてくれるんだよね。ほら、優月ちゃんも乗って!」
さっき、萌歌さんの式神でジェットコースター並の猛スピードを体験したばかりだ。もう乗りたくない……。
それをひかりちゃんに伝えれば、ひかりちゃんは「確かに、最高速度だと速いよねぇ」と言った。
「……大丈夫だよ。ゆっくり行ってもらうから」
少し間が空いてからのひかりちゃんの言葉に、不安になりつつもひかりちゃんの後ろに乗る。
「ぼくらを、剣持家まで連れてって。ゆっくりとね」
ひかりちゃんが萌歌さんの式神にそう指示を出すと、式神は今度はさっきよりもゆっくりな速度で走り出した。
ひかりちゃんに、かける言葉が見つからない。小さい頃のひかりちゃんの気持ちを想像したら、チクチクと胸が痛くなった。
「……ごめんね。こんな話をしてさ」
「ううん。話してくれてありがとう」
「……さて、と。ぼくらも玲兄のところに行こっか……これも原作の話の1つだから、玲兄の居場所は分かる。でも、今回は見守るくらいにしよっかな」
そう言いながら、ひかりちゃんは萌歌さんの式神に近づくと躊躇いもなく飛び乗る。
「……待って、萌歌さんの式神で玲さんのもとまで行くの?」
「そうだよ?この式神、萌歌以外でもぼくの指示なら聞いてくれるんだよね。ほら、優月ちゃんも乗って!」
さっき、萌歌さんの式神でジェットコースター並の猛スピードを体験したばかりだ。もう乗りたくない……。
それをひかりちゃんに伝えれば、ひかりちゃんは「確かに、最高速度だと速いよねぇ」と言った。
「……大丈夫だよ。ゆっくり行ってもらうから」
少し間が空いてからのひかりちゃんの言葉に、不安になりつつもひかりちゃんの後ろに乗る。
「ぼくらを、剣持家まで連れてって。ゆっくりとね」
ひかりちゃんが萌歌さんの式神にそう指示を出すと、式神は今度はさっきよりもゆっくりな速度で走り出した。