腹黒策士な弁護士が甘い王子様の仮面を被ってモブの私を誘惑してきます
思わずにやけそうになった口元を隠していたら、逆の手に持っていたスマホが震えた。
また父からかと思い、少し身構えてしまったが、ディスプレイに表示されたのは同じ部署の後輩の笹倉さんだった。
小柄で華奢で目がくりくりとしていて愛らしい印象の彼女。人懐っこく、私にとって癒しの存在だ。
笹倉さんと私は正反対の星に生まれたと言ってもいいだろう。私は身長が百六十五センチほどあり、スカートよりもパンツスーツ姿がよく似合う女である。目元も切れ長な奥ぶたえだからか、クールな印象を持たれがちだ。
それにしても、こんな時間に笹倉さんから電話がかかってくるのは珍しい。なにか営業先でトラブルでもあったのだろうか。
「もしもし?」
胸の騒めきを感じながら、通話ボタンをタップした。
『梓川さん……いきなり電話してすみません』
電話越しの彼女の声は明らかに震えている。
もしかして泣いている?
また父からかと思い、少し身構えてしまったが、ディスプレイに表示されたのは同じ部署の後輩の笹倉さんだった。
小柄で華奢で目がくりくりとしていて愛らしい印象の彼女。人懐っこく、私にとって癒しの存在だ。
笹倉さんと私は正反対の星に生まれたと言ってもいいだろう。私は身長が百六十五センチほどあり、スカートよりもパンツスーツ姿がよく似合う女である。目元も切れ長な奥ぶたえだからか、クールな印象を持たれがちだ。
それにしても、こんな時間に笹倉さんから電話がかかってくるのは珍しい。なにか営業先でトラブルでもあったのだろうか。
「もしもし?」
胸の騒めきを感じながら、通話ボタンをタップした。
『梓川さん……いきなり電話してすみません』
電話越しの彼女の声は明らかに震えている。
もしかして泣いている?