腹黒策士な弁護士が甘い王子様の仮面を被ってモブの私を誘惑してきます
「そうなんです! だから何事も自分で解決して自立した女になって、その人を見返してやるぞって。そうは意気込んでみても、実際のところはここ四年ほど恋愛はご無沙汰ではあるんですが。ですが、いつかは恋愛漫画のようなキュンキュン萌え萌えの恋愛をしてみたいと思い日々妄想し、漫画を読んで知識を取得し、努力している次第であ……」
ついつい熱く語りすぎてしまってハッとする。
いきなりこんな非現実的な話を聞かされ、現実主義者であろう鹿波さんは呆れているに違いない。
おずおずと姿勢を戻すと、フッと笑って私を真っ直ぐに見据えてくる彼と視線が交わった。
眉を顰めているわけでも、怪訝そうな目を向けるわけでもない。
表情から判断すると、呆れては……なさそうな感じだ。
よかった、ギリセーフ!
「たまには人に頼ってもいいんじゃないか? 君が恋愛漫画という媒体から知識を習得するように、誰かに相談して客観的な意見を聞くことで、新たな感覚や考えを得られることもあるかもしれない」
ひとり心の中で安堵していたら思わぬことを言われ、目を瞬かせる。
なるほど。そういう考えもあるのか。
なんか斬新な切り口だ。弁護士さんの視点ってすごい!
「確かに言われてみたら、そうかもしれません」
妙に納得できたその瞬間、雁字搦めだった心が、スッと軽くなった気がした。
ついつい熱く語りすぎてしまってハッとする。
いきなりこんな非現実的な話を聞かされ、現実主義者であろう鹿波さんは呆れているに違いない。
おずおずと姿勢を戻すと、フッと笑って私を真っ直ぐに見据えてくる彼と視線が交わった。
眉を顰めているわけでも、怪訝そうな目を向けるわけでもない。
表情から判断すると、呆れては……なさそうな感じだ。
よかった、ギリセーフ!
「たまには人に頼ってもいいんじゃないか? 君が恋愛漫画という媒体から知識を習得するように、誰かに相談して客観的な意見を聞くことで、新たな感覚や考えを得られることもあるかもしれない」
ひとり心の中で安堵していたら思わぬことを言われ、目を瞬かせる。
なるほど。そういう考えもあるのか。
なんか斬新な切り口だ。弁護士さんの視点ってすごい!
「確かに言われてみたら、そうかもしれません」
妙に納得できたその瞬間、雁字搦めだった心が、スッと軽くなった気がした。