腹黒策士な弁護士が甘い王子様の仮面を被ってモブの私を誘惑してきます
一流ホテルのラウンジで開かれている紫苑さんのお父様の会社の創立記念パーティーとやらに一緒に参加することが決まったのは、ほんの数日前のことである。
なにも聞かされず、会社帰りにそのまま鹿波さんの車に乗せられ高級デパートに連れて行かれた。そして、着せ替え人形のようにいくつかドレスの試着をさせられて。
最終的に彼が選んだのは、リバーレースがふんだんに使われたブルーグレー色のハイウエストの膝丈ドレスだった。
ボディーラインがきれいに見えるシルエットに感動を覚えたが、外見をどんなに装ってもどうも場違い感が否めなくてソワソワする。
会場を見渡す限り、招待客の数はざっと百人を超えているだろうか。なかにはテレビで観たことのある著名人の姿もちらほら。
彼の家に挨拶に伺って知ったのだが、紫苑さんのお父様は日本を代表する総合不動産ディベロッパー、『鹿波グループ』の社長だというまさかのサプライズ。
つまり紫苑さんは、正真正銘の御曹司なのである。
御曹司様の婚約者のフリなんて……私、選択を間違ったかもしれない。
いや絶対、絶対間違った!
なんて今さら後悔しても遅いのだけれども。
なにも聞かされず、会社帰りにそのまま鹿波さんの車に乗せられ高級デパートに連れて行かれた。そして、着せ替え人形のようにいくつかドレスの試着をさせられて。
最終的に彼が選んだのは、リバーレースがふんだんに使われたブルーグレー色のハイウエストの膝丈ドレスだった。
ボディーラインがきれいに見えるシルエットに感動を覚えたが、外見をどんなに装ってもどうも場違い感が否めなくてソワソワする。
会場を見渡す限り、招待客の数はざっと百人を超えているだろうか。なかにはテレビで観たことのある著名人の姿もちらほら。
彼の家に挨拶に伺って知ったのだが、紫苑さんのお父様は日本を代表する総合不動産ディベロッパー、『鹿波グループ』の社長だというまさかのサプライズ。
つまり紫苑さんは、正真正銘の御曹司なのである。
御曹司様の婚約者のフリなんて……私、選択を間違ったかもしれない。
いや絶対、絶対間違った!
なんて今さら後悔しても遅いのだけれども。