お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
鶴岡さん、見ていたんだ……。それも、その言い方では、まるで私が本当ははる君に会いたくて、帰るのを躊躇していたみたいに聞こえてしまうではないか……!
「そそそ、そういうわけではなく――」
「今日はもう解散しているので、このまま行ってもらって構わないですよ。向坂、じゃあ、お疲れ様!」
誤解されたら困ると思って声を上げたが、同じタイミングで鶴岡さんが続けて有耶無耶にされてしまう。そして、訂正する間もなく、「大道寺CEO、失礼します」と鶴岡さんは爽やかに挨拶をしたあと、エントランスをあとにした。
「っ、鶴岡さん――!?」
まるで「久しぶりの時間楽しめよ!」みたいな顔をしているが、そんな気遣いはいらなかった。人の良すぎる鶴岡さんは若干人の言葉を信じすぎてしまうところがある。
困り果てた気持ちで鶴岡さんの背中を見ていると、はる君に手首を軽く掴まれた。
「みのり。お疲れさま、俺を気にかけてくれてたなんて、嬉しいよ」
――ひっ!
低く甘やかな声が耳元に落ちる。
ひと月前、ベッドの上で聞いた声と重なってきて、なんだか胸が掴まれたみたいにきゅうっと痛くなった。
「そそそ、そういうわけではなく――」
「今日はもう解散しているので、このまま行ってもらって構わないですよ。向坂、じゃあ、お疲れ様!」
誤解されたら困ると思って声を上げたが、同じタイミングで鶴岡さんが続けて有耶無耶にされてしまう。そして、訂正する間もなく、「大道寺CEO、失礼します」と鶴岡さんは爽やかに挨拶をしたあと、エントランスをあとにした。
「っ、鶴岡さん――!?」
まるで「久しぶりの時間楽しめよ!」みたいな顔をしているが、そんな気遣いはいらなかった。人の良すぎる鶴岡さんは若干人の言葉を信じすぎてしまうところがある。
困り果てた気持ちで鶴岡さんの背中を見ていると、はる君に手首を軽く掴まれた。
「みのり。お疲れさま、俺を気にかけてくれてたなんて、嬉しいよ」
――ひっ!
低く甘やかな声が耳元に落ちる。
ひと月前、ベッドの上で聞いた声と重なってきて、なんだか胸が掴まれたみたいにきゅうっと痛くなった。