お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「お願いだから、もう一度、みのりの傍にいられるチャンスをもらえないかな? 君が俺に別れを告げた理由を教えてほしい。うぬぼれかもしれないが、ひと月前の一緒に過ごした夜……君もまだ俺のことを少なからず思ってくれているように感じたんだ。君の不安を取り払って、これから先の未来を、君とともにいたいと思う」


 思わずきゅうっと唇を噛む。


「はる、くん……」


 さっきの里子の言葉が、また頭をよぎって、心が小さく震えた。

 ……本当は、私も彼と再会してから、何かがおかしいと思いはじめている。
 六年前のあの一件と、今、目の前にいる彼の姿が、どうしても重ならない。

 再会した直後は、六年前の一件のからはる君の言動すべてに疑心暗鬼になっていたけれど、今、私を見つめる瞳にも、紡がれる言葉にも、少しの陰りも見えない。

 交際していた頃と変わらない、あの頃と同じ温かさを感じてしまう。
 その頃から、騙されていたのだと言われてしまえば、どうにも言えないけれども……

 それでも、こんなもまっすぐ愛情を向けられてしまうと、

 六年前のことは、何かの間違いだったの……?

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