お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 そんなはる君に甘やかされていたら、恋に落ちるのに時間はかからないわけで、初等部に入学するころには、はる君への気持ちを自覚していたと思う。

 はる君への気持ちひとつで、みさとちゃんの通う女子校ではなく、はる君が通う都内で最難関の大学部付属初等部に進んだ。偶然を装って一緒に登下校したり、勉強を教えてもらうという口実で放課後会う約束を取り付けたり。私の生活の真ん中にはいつだってはる君がいた。

 はる君が好き。ずっと傍にいたい。
 将来ははる君のお嫁さんになりたい!

 口する勇気はなかったけれど、周囲には気持ちが筒抜けだったと思う。
 はる君と一緒にいると、家族はもちろん大道寺家のみんなにも、私たちは温かい目で見守られていたから。

 そして、私が高等部に進学して十六歳を過ぎた頃っただろうか。
 勉強のため一緒に図書館にきていたとき、とうとう言ってしまった。


『はる君が、好き……』


 まるでコップから水があふれ出すように出てしまった言葉だった。
 もっと、勉強して、大道寺グループを継ぐであろう彼の隣に相応しい優秀な女性になって、それからきちんと告白したいと思っていたのに。

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