お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
◇第五章 決起会で
第五章 決起会で

 

 それからはる君と私は連絡先を交換し、定期的に会うようになった。

 お互いの空き時間に食事に行ったり、夜景の見えるラウンジでお酒を飲みながら他愛もない話をしたり。まるで交際していたころに戻ったみたいに、はる君は六年間の隙間を埋めるように時間を作って会いに来てくれた。

 世界各地にあるリゾートやホテルを統括する彼は、拠点である大道寺グループ本社で日々多忙を極めている。社内業務をこなしながら、ときには突然プライベートジェットで海外へ向かうことも少なくない。そんな立場なのに、わずかな空き時間まで私に向けてくれる。忙しいなか私に時間を割いてもらうのは、申し訳ない気持ちだったけれど、素直にその気持ちは嬉しかった。

 このひと月の間で、だいぶ私たちは打ち解けたと思う。

 はじめは一緒にいる時間に少し落ち着かなさを感じたけれど、今では昔のように会話がなくても穏やかな時間を過ごせている。食事のあと、『まだ帰したくない』と言って、落ち着けるホテルの部屋を用意してくれていることも多々あった。
 もちろん、何もないわけではなくて――


『みのり……可愛い、好き』
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