お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「そんな驚くなよ。休憩室に来たら、早見がCEOが打ち合わせに顔を出しているって聞こえたから、混じっただけだろう」

「乙女の会話盗み聞き反対~!」
「乙女って……早見の声が大きいんだよ……」


 部署は違うが、マーケティング部と企画プロモーション部は、関わることが多く里子と鶴岡さんはとても気安い間柄だ。

 鶴岡さんの様子を見る限り、はる君とのことまでは聞かれていないらしい。さすがにそこまで知られていたら恥ずかしいので、私はひそかに胸を撫で下ろした。

 ひとしきり軽口を交わしたあと、鶴岡さんはふっと表情を改める。


「それより、今週末の〝決起会〟の話、聞いてるよな?」


 そう言って私の隣に腰を下ろし、私たちふたりに視線を向けた。
 その確認をしに来たのだろう。


「二週間前にメールが来た件ですよね? 今日も担当の方が話していた」

「イベントの顔合わせを兼ねて関係者でパーティーとかさすが大道寺グループですよね。やることの規模が違うっていうか――」


 私と里子が頷くと、鶴岡さんが笑って応えた。


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