お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
何やら意味深な気配に、私と里子は鶴岡さんにほんの少し顔を近づける。
察した鶴岡さんが、その言葉の意図を話してくれた。
「……向こうの担当の中に、ちょっと厄介なのがいるから、気をつけてほしい」
「大道寺側に……?」
私が聞き返すと、ハッと何かを思い出したように里子が身を乗り出す。
「あ、それって、ウエディング部門の上層部の人じゃないですか?」
里子は少し前に、同じ部署の先輩が、別のブライダルイベントで言質を訪れた際、居合わせたその人物に心無い言葉を浴びせられたそうだ。
ネームプレートを付けていなかったことから、名前や役職は分からないらしいが、身なりからして、上層部の人間だろうとのこと。
それ以上詳細は語らなかったけれど、里子は露骨に顔をしかめている。よほど嫌なことを聞いたのだろう。
「……まあ、そんなわけだから、気を付けたほうがいい。酒も入るから特にな」
鶴岡さんも深くは語らなかったが、ウエディング部門の上層部ともなれば、コアメンバーとして挨拶に回る場面もあるだろう。近づかないわけにはいかない。
鶴岡さんの忠告に、私と里子は揃って頷いた。
察した鶴岡さんが、その言葉の意図を話してくれた。
「……向こうの担当の中に、ちょっと厄介なのがいるから、気をつけてほしい」
「大道寺側に……?」
私が聞き返すと、ハッと何かを思い出したように里子が身を乗り出す。
「あ、それって、ウエディング部門の上層部の人じゃないですか?」
里子は少し前に、同じ部署の先輩が、別のブライダルイベントで言質を訪れた際、居合わせたその人物に心無い言葉を浴びせられたそうだ。
ネームプレートを付けていなかったことから、名前や役職は分からないらしいが、身なりからして、上層部の人間だろうとのこと。
それ以上詳細は語らなかったけれど、里子は露骨に顔をしかめている。よほど嫌なことを聞いたのだろう。
「……まあ、そんなわけだから、気を付けたほうがいい。酒も入るから特にな」
鶴岡さんも深くは語らなかったが、ウエディング部門の上層部ともなれば、コアメンバーとして挨拶に回る場面もあるだろう。近づかないわけにはいかない。
鶴岡さんの忠告に、私と里子は揃って頷いた。