お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「みのりは自分にあまり自信がないみたいだけど、逆に君のようなスレンダーで透明感のある女性に憧れる人は多いと思うし、自分が思ってる以上に華やかなものが似合う人だと思うよ? まあ俺は、そこに気付かないみのりも、魅力だと思ってるけどね」


 胸の奥がじんわりと熱くなって、言葉が出てこなくなる。

 どうしてはる君は、こんな言葉をさらりと言えてしまうのだろう。

 見せたくなくて、知られたくなくて、私はずっとその悩みを隠してきたのに……そんな私がずっと隠してきた痛みごと受け止めたうえで、まっすぐ言ってくれたはる君の言葉は、胸の奥のいちばん柔らかな場所に、深く沁みこんでいったような気がした。

 昔からそうだ。はる君は、私が何も言わなくても、不安に思っていることをまるで見抜いたみたいに、そっと埋めてくれる。

 ……まるで私の自信を少しずつ拾い集めるみたいに、優しい言葉をかけ続けてくれる。


「……ありがとう」


 ようやく絞り出した声は、自分でも驚くほど小さかった。
 はる君はちらりとこちらを見て微笑むと、また前を向いて車を進めた。
 




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