お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
胸がいっぱいで、苦しくて、どうしようもなかった。
戸惑った声が背中越しに落ちるが、それでもはる君を離せなくて、震える声で言った。
「さっきは……本当にありがとう」
言葉にすると、さらにまた喉の奥が熱くなって、声が詰まる。
「みのり、それはさっきも言ったが――」
「いいから、ちょっとだけ聞いて」
私は小さく首を振る。
統括部長の姿が見えなくなったあと、はる君は、お礼を伝えた私に『俺が許せなかっただけだから、気にしなくていい』と言ってくれた。
けれど、そうじゃない。そういうことじゃないの……
「はる君にとって、気にしなくていいことなのかもしれないけど、私にとってはすごく嬉しいことだったの」
胸の奥に溜まっていたものが、ゆっくりほどけていく。
「私、ずっと、自分の悩みと向き合おうとしてこなかったと思う」
はる君の綺麗な目が大きく見開かれる。
統括部長に言われた言葉が苦しかったのは、図星だったからだけじゃない。ずっと私自身が、同じことを心のどこかで思っていたからだ。
戸惑った声が背中越しに落ちるが、それでもはる君を離せなくて、震える声で言った。
「さっきは……本当にありがとう」
言葉にすると、さらにまた喉の奥が熱くなって、声が詰まる。
「みのり、それはさっきも言ったが――」
「いいから、ちょっとだけ聞いて」
私は小さく首を振る。
統括部長の姿が見えなくなったあと、はる君は、お礼を伝えた私に『俺が許せなかっただけだから、気にしなくていい』と言ってくれた。
けれど、そうじゃない。そういうことじゃないの……
「はる君にとって、気にしなくていいことなのかもしれないけど、私にとってはすごく嬉しいことだったの」
胸の奥に溜まっていたものが、ゆっくりほどけていく。
「私、ずっと、自分の悩みと向き合おうとしてこなかったと思う」
はる君の綺麗な目が大きく見開かれる。
統括部長に言われた言葉が苦しかったのは、図星だったからだけじゃない。ずっと私自身が、同じことを心のどこかで思っていたからだ。