お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 自分の自信のないところすべて隠し、ひたすら傷つかないように守ってきた。そんな自分を仕方ないと肯定して、ドレスを着る勇気も、前に踏み出す強さも持とうと思わなかった。

 だから、あんなふうに笑われたとき、悲しいのに声が詰まって何も言い返せなかった。

 でも、はる君は違った。

 今日車内で話した、私が隠してきた悩みも、勇気が出ないと思っていたことも、全部否定しないで受け入れてくれた。それどころか、魅力だって、似合うって、いつも当たり前みたいに言ってくれた。

 統括部長に何も言い返せなかった今日だって、私が言えなかった言葉を、全部代わりに言ってくれた。
 彼の放つ言葉に、どれだけ救われただろう。


「だからね、今日、はる君が私を受け入れてくれたこととか、統括部長にあんなふうに言ってくれたのを見て……少しだけ、気持ちが変わったの」

「え……?」


 もうとっくに答えは出ていたのかもしれない。
 いや、こんなの、思い知らないほうが無理だ。


「私……もう少し、自分と向き合いたい。はる君の隣を歩くなら、今度はちゃんと前を向いて歩きたいって思えたの」
「――っ」


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