お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「優梨ちゃん……ありがとう。私も新しい一歩を踏み出したい。参加してみようかな……?」


 いつまでも、過去に縛られていても、仕方がない。

 もしはる君に再会するようなことがあるなら、今度は笑顔で顔を合わせたいから。

 心を決めて優梨ちゃんを見つめると、優梨ちゃんは満面の笑みを浮かべてグラスを差し出してきた。
 グラスがカランと鳴るのを眺めながら、心の奥に押し込めてきたあの日の記憶が蘇ってきてしまった。
 

 ◇◇◇


 きっかけはそう……高等部に入ったころから、自分の体形が気になり出したことだった。

 成長するにつれて、母やみさとちゃんよりも背が高く、華奢な体つきの自分に、どこか自信が持てなくなっていった。

 顔立ちだって素朴なのに、どうしてこうも似てくれないのかな~。

 中等部の頃は「まだ成長期だから」と自分を励ましていたけれど、高等部三年生にもなると、さすがにそういう問題ではないと理解してしまう。

 それに気づき始めたころから、美意識が高いクラスメイトから、こんなことを言われることも、少なくなかった。


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