お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「この前の企業パーティーで、向坂さんのお母様とお姉様をお見掛けしたの。すごくグラマーで華やかで素敵だったわ」
「本当に。おふたりとも女性らしくて、まるで女優さんみたいだった」
そんなふうに盛り上がったあと、ふと、こちらへ視線が向く。
「……でも、向坂さんは、あまりお母様たちには似ていらっしゃらないのね?」
「わかる。悠さんや陸さんのお隣にいても、社長令嬢には見えなくて、お付きの人に見えるかも」
視線が体のラインを往復するなり、くすり、と小さく笑いが零れる。
向坂社長の娘で、幼いころから大道寺家とも親しい。
もちろん、全員が悪意を持っていたわけではないのかもしれないけれど、恵まれた環境にいる私を、面白く思っていない子がいたことくらい、当時の私にもわかっていた。
向けられる言葉は、ずっと気にしていた体への悩みを、チクチクと刺激されているみたいで心が痛かった。
私、そんなに、魅力がない……?
はる君のことが好きだから、釣り合いとかは考えないようにして、お付き合いできて隣にいられるだけで幸せだと思っていた。
「本当に。おふたりとも女性らしくて、まるで女優さんみたいだった」
そんなふうに盛り上がったあと、ふと、こちらへ視線が向く。
「……でも、向坂さんは、あまりお母様たちには似ていらっしゃらないのね?」
「わかる。悠さんや陸さんのお隣にいても、社長令嬢には見えなくて、お付きの人に見えるかも」
視線が体のラインを往復するなり、くすり、と小さく笑いが零れる。
向坂社長の娘で、幼いころから大道寺家とも親しい。
もちろん、全員が悪意を持っていたわけではないのかもしれないけれど、恵まれた環境にいる私を、面白く思っていない子がいたことくらい、当時の私にもわかっていた。
向けられる言葉は、ずっと気にしていた体への悩みを、チクチクと刺激されているみたいで心が痛かった。
私、そんなに、魅力がない……?
はる君のことが好きだから、釣り合いとかは考えないようにして、お付き合いできて隣にいられるだけで幸せだと思っていた。