お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 明日の帰国に備えて、今日はいつもより少し早めに業務を切り上げていた。早めに寝支度を整え、帰国準備をしていたところだったから、はる君からの電話に自然と頬が緩んだ。
 
 はる君も、ちょうど仕事から帰宅したところのようだ。
 
 忙しい中、少しでも私のことを考えてくれていたのが、どうしようもなく嬉しい。

 そして声を聞くと、改めて実感する。
 私、本当にはる君が好きなんだなあ、って。
 たった数日離れていただけなのに、胸の奥に広がっていた寂しさが、すうっと溶けていくようだった。


【陸からモデルの件を聞いたよ】


 改めて気持ちを噛みしめていると、はる君が思い出したように切り出す。
 きっと、この心配もあって連絡をくれたのだろう。


「……もう、聞いたんだね。結果的には、陸君が収めてくれたけど、突然のことで、本当にどうしたらいいのかわからなくなっちゃって」

【そのときのみのりの気持ちを考えるだけで、俺は心配で仕方なかったよ】


 はる君の話だと、昨夜、電話が掛かってきたようだ。モデルが降りたことや、最終的に自分がその案件を持ち帰ってきたことを聞かされたようだった。

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