お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 あまりの情報の速さには驚いたけれど、陸君ならすぐにはる君へ連絡していても不思議じゃない。昔からふたりは何でも共有している印象がある。


【――にしても、自社モデルという陸の発想には感心したけど、みのりが俺以外の男とバージンロードを歩く提案をしたというのは許せなかったなあ】


 …………そこもしっかりと、聞いているらしい。

 どきりと胸が大きく鳴った。

 〝俺以外〟って――

 陸君の提案に即答できなかった自分への引っ掛かりがまだ胸の奥に残っていたはずなのに、独占欲を滲ませたような、将来を連想させるようなその言葉が、全部かき乱すみたいに胸に流れ込んでくる。
 

「なにいって――」
 
【……まあ、もうそんなことになりそうな要因は、全部消させてもらうけどね】


 ドキドキしながら追求しようとしたとき、なんだか意味深な言葉が聞こえてきたような気がして、え? となる。


「け、けす……?」


 ポカンとした。モデルの話をしていて、何で、そんな物騒な言葉が出てくるんだ……?


「えっと、それってどういう――」
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