お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 それもサロンといっても、美容施術だけでなはない。提携ブティックの衣装選びからヘアメイクまで一括で整えられる、超富裕層向けの会員制施設だ。

 ここで、衣装選びからスタイリングまで整えていこうという、はる君のセレブ度の高過ぎる考えに驚くのはもちろん、まさかの展開に思わず情けない声が漏れる。

 スタッフに通された個室には、姿見とソファ、そしてラックに掛けられたいくつものドレスやワンピースなども並んでいた。どれも華やかかつ上品で……見ただけで高価だとわかる。

 それを見た途端、落ち着かない気持ちになった。

 唖然としながら煌びやかなドレスを見つめていると、私の気持ちを察したように、はる君は続けた。


「……みのり、大丈夫だよ。何か勘違いしてるようだけど、衣装はここ以外にもたくさんあるから、自分の好きな衣装を選んでいいんだよ」

「え……?」


 見透かされていて、思わず間の抜けた声が出る。

 私たちの会話が聞こえたらしいスタッフさんが、すかさず後ろから移動式のラックを前に持ってくる。

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