お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 ひとりでは絶対に、こんな気持ちを抱けなかっただろう。はる君が隣にいて、支えてくれたからこそ思えたんだ。

 ――私も……変わりたいっ。

 そう思った瞬間、不思議なくらい覚悟が定まっていくのを感じた。


「……はる君」
「ん?」

「ドレス、はる君が私に似合うと思うドレスを、選んでもらえないかな……?」
「え……?」


 勇気を振り絞ってお願いすると、はる君は息を呑んで目を瞬く。
 私はその目を見つめながら、静かに続けた。


「今日は、はる君とのデートだから……私、はる君が選んでくれるものを着たい。ドレスは苦手だって言ったけれど、私、はる君が一緒なら、はる君が一番綺麗だと思う姿にしてもらいたい、から」


 守られているだけでは、ずっと変わらないままだ。私もしっかりと自分の足で歩きたい。
 戸惑いはあるけれど、でもそれ以上に、いつも私を大切にしてくれるはる君に、寄り添ってくれるはる君に……今度は少しでも成長した姿を見せたいから。

 そして今夜、彼に伝えよう……

 はる君は、驚いたように目を瞬いたまま、しばらく何も言わなかった。

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