お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「仕方ないよ、最高に綺麗なんだから――」


 相変わらずストレートな誉め言葉に、なんて返したらいいのか分からなくなる。

 身にまとっているのは、淡い光を含んだシャンパンベージュのドレスだ。もちろん、はる君が私のために選んでくれたものだった。
 足首に触れる裾がとろりとした重みで揺れ、静かに光を反射する。
 首元までやわらかく沿うハイネックと、二の腕を覆うレーススリーブは、過度な装飾がないぶん、かえって凛とした印象が際立っている。きゅっと絞られたウエストからなめらかに落ちる縦のラインが、自分の体型とは思えないほど、すらりとした綺麗な輪郭を描き出していた。
 胸元をあえて強調せず、露出を抑えたデザインなのに、動くたびに洗練された陰影を作り出している。
 体型は変わらないはずなのに、まるで別人のように見えて……ほんの少しだけど、胸を張れるような気がした。

 ――スタイリストと相談していたとはいえ、はる君て、センスまでいいんだな……

 メイクは軽く整えるだけにして、髪は前下がりのラインを残したまま、襟足でゆるくまとめられている。
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