お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
最後に顔を合わせたのは、彼が出張に飛び立つ前の夜だろうか。
昨夜入って来た連絡に、思わずにんまり笑みを浮かべてしまった。
『明日、帰国する。みのりの仕事はどうかな? もし早めにあがれたら、仕事のあと、うちで待っていてほしい』
目が回りそうな忙しさだったけれど、久しぶりに会えると思うだけで、不思議と仕事にも力が入る。
私も、はる君に会いたい……今夜、仕事が終わったら会いに行こう……!
――ことが起きたのは、そんな慌ただしくも満たされた日々を過ごしていた、週末を控えた金曜日のことだった。
「え! 無事にモデルが決まったんですか……!」
ブライダルイベントの社内ミーティング前。私は社員たちが行き交う午後の休憩スペースの一角に、鶴岡さんから呼び出された。一足先に待ちに待った報告を受けて、私は歓喜していた。
シンガポールで陸君に「この件はこっちに預けて」と言われてから、今まで音沙汰がなく、鶴岡さんどうなったものかと心配していたが、陸君は無事に進行してくれていたようでほっとした。